画像診断で診察を受けフルコナゾールで治療

フルコナゾールは深在性真菌症(内臓真菌症)という、真菌(カビの仲間)が消化管や肺など体の内部で感染することによって起こる疾患を治療するための薬です。
深在性真菌症には真菌血症や呼吸器真菌症、消化管真菌症、尿路真菌症、真菌髄膜炎などの種類がありますが、フルコナゾールはその中でもカンジダ属とクリプトコッカス属という真菌が原因となっている病気の治療に高い効果を示します。
深在性真菌症は免疫機能が低下している人に起こりやすい病気で、白血病やエイズ、糖尿病などに罹患していると深在性真菌症にかかるリスクが高くなる他、長期にわたってステロイドを使っている人や抗がん剤の投与を受けている人なども注意が必要だとされています。
また、臓器移植手術のために免疫機能を低下させる薬を使っている場合にも深在性真菌症のリスクが高まりますが、フルコナゾールは、造血幹細胞移植患者さんの深在性真菌症の予防にも使用が出来ることが特徴の一つになっています。
深在性真菌症の中には、肺クリプトコッカス症のように免疫機能が正常な人でも感染するものがあり、健康診断で胸部X線撮影された画像を見て肺クリプトコッカス症が見つかる場合もあるようです。
肺クリプトコッカス症は画像診断によって健康な人に見つかった場合はせきなどの症状が軽いことが多いですが、医師の診察を受けてみるとフルコナゾールなどの服用が必要とされることもあるので、指示に従いましょう。
他の深在性真菌症が疑われる患者さんの場合も、治療を始めるためには医師の診察を受けて、何の真菌が原因の病気であるかを確定され、適切な薬を処方される必要があります。
深在性真菌症の診断には培養検査や顕微鏡検査、遺伝子検査などを使い、画像診断も重要な役割を果たします。
真菌感染症の治療には長い時間がかかることもありますが、きちんと診察を受けて指示通りに薬を使用し、症状の改善を目指していきましょう。