フルコナゾールが有効な菌

フルコナゾールは真菌を殺菌する薬です。
具体的には真菌の細胞膜にダメージを与えて、真菌を死滅させる作用があります。

有効な菌はカンジダ属、クリプトコッカス属の真菌です。
ですから、カンジダ属、及びクリプトコッカス属の真菌による真菌血症、呼吸器真菌症、消化器真菌症、尿路真菌症、真菌髄膜炎等に有効です。
また、造血幹細胞移植患者の深在性真菌症の予防にも有効です。

用量・用法は年齢、症状によって異なります。
成人はカンジダ症の場合、50~100mgを1日1回服用します。
クリプトコッカス症の場合は50~200mgを1日1回です。
造血幹細胞移植患者の深在性真菌症予防の場合は、400mgを1日1回服用します。

小児のカンジダ症の場合は3mgを1日1回服用します。
クリプトコッカス症の場合は3~6mgを1日1回です。
造血幹細胞移植患者の深在性真菌症予防の場合は、12mgを1日1回服用します。

新生児も小児と同じ用量なのですが、生後14日までの新生児の場合は72時間毎の服用、生後15日を過ぎた新生児は48時間毎の服用となります。

非常に強力な薬というわけではないので、副作用は少ない方です。
ただ、まれに腹痛や下痢、吐き気といった胃腸の症状や発疹等を引き起こす場合があります。

そして、極めてまれではありますが、重い副作用を引き起こす場合もあります。
重い副作用の可能性としてはアナフィラキシーショック、皮膚・粘膜障害、血液成分の異常、急性腎不全、意識障害、高カリウム血症、不整脈等が挙げられます。

ただ、腎臓が悪い人や高齢者は薬の排泄が遅くなる傾向にあります。
ですから、場合によっては用量を調節する必要があります。
また、赤ちゃんの発育に悪影響を及ぼす可能性がありますから、妊娠中の服用はできないことになっています。

この他にも真菌を治療する薬にエンペシドクリームがあります。こちらは外用薬となっていますので、服用が苦手な方はこちらを使ってみても良いでしょう。